日立金属株式会社 九州工場(以下日立金属)では、同社製品のエキゾーストマニホールド(製品詳細は下記を参照)の輸送用資材を従来の段ボールから再生プラスチック製トレーに変更することで、画期的な物流改善を図っています。この取り組みについて、日立金属の担当者にお話を伺いました。
エキゾーストマニホールドというのは自動車の部品の一部です。エンジンのシリンダーから発生した排気ガスをマフラーへと繋ぎ、大気に放出する役割を果たしています。エンジンで5気筒などの表記がありますが、この数字はマニホールドの排出口の数字をあらわしています。 この部品は1000℃近い高温に耐えるもので、耐熱鋳鋼鋳物(ちゅうこういもの)という部類に属します。日立金属の九州工場ではこの部品を製造して、国内外の自動車メーカーに納品しています。
旧来は、段ボールの箱に製品を詰めるというオーソドックスな方法で梱包していました。 これを、専用の再生プラスチック製トレーを使って梱包する方法に切り替えています。