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大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所の西部さん。今回のプロジェクトでは主に屋上緑化システムで採用する植物や土壌の研究に携わっています。
この研究開発力も今回の製品化にとって不可欠な要素です。 |
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「ローメンテナンスで生育する」という点が最大の特徴ですね。折板屋根での緑化ですから、人が水やりに行く訳にも行かないですし、余計な管理コストもかかってしまいます。
あと折板屋根の上は温度が高く、そもそも植物の生育にとっては厳しすぎる環境なんです。そういった環境下でローメンテナンスで生育する植物にたどりつくまでは大変でしたね。ツルマンネングサという植物なんですが。 |
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そうなんです。植物を選んだだけではダメで、土壌もローメンテナンスを実現するために重要な役割を果たしています。どういった種類の土をどれくらいの割合で配合するか、この研究も非常に大変でしたよ。 |
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実測の結果では、折板屋根の表面温度でおおよそ20℃くらいの温度低減効果が得られました。
折板屋根緑化は特に施工そのものも困難でしたから、ここの緑化を進めることで今まではなかなか実現できなかった場所でのヒートアイランド対策として期待できると思います。 |
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